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電子書籍と紙書籍の違い ③紙の書籍の長所

電子書籍の長所・短所を踏まえていきましたが、次は紙の書籍の長所・短所を上げていきます。

五感で楽しめる

紙の書籍の一番の特徴としては手でめくった時の感触を感じられるというものです。また、本によっては紙やインクの匂いを感じられることもありそうしたものが好きという方もいらっしゃいます。

味気ない電子書籍と比べるとそうした視覚以外のほかの感覚で楽しめるという点も紙の書籍の魅力の一つです。

半永久的に権利を所持できる

すでに紹介したように電子書籍はあくまでも読むための権利を購入したというだけであり本そのものを購入したというわけではありません。

サービスが終了したり電子書籍サービスを縮小した場合は読むことができなくなります。

真に購入して手元にあるという実感は電子書籍では持ちにくいでしょう。

付録が付属している

紙の本ではページとページの間に、ものを挟むことができます。例を挙げるとステッカーやディスク、ポーチなどです。

袋とじもその一部ととらえられます。

例えば電子書籍の場合ディスクを付録としてつけることはできないので、内部のデータを参照できるリンクなどを書籍内に記載することもあります。

このように電子書籍には紙の書籍と比べても容量というか中身が少なくなる傾向になります。

また紙の書籍の場合、例えばライトノベルですがしおりが付属されていたり、同じレーベルの作品の広告が付属されていることもあります。コレクターにとってはそういったものも紙の書籍の選択したりうるでしょう。

オフラインでも読める

電子書籍は購入後書籍データをダウンロードしますが、イコールいつでも読めるようになるというわけではありません。あくまでも端末内にデータが存在し条件を満たすとデータを書籍に変換して読めるようになる、というものです。

多くの場合条件として「持っているアカウントがこの書籍データを購入しているかどうか」を判別する必要があります。

つまり、特定のアプリでは読み始める際やアプリを開く際にネットワークにつなぐ必要がある場合があります。

書籍データを開いた後はオフラインで読めますが、最初のライセンスの確認段階ではネットワークに接続する必要があります。

そういう意味では電子書籍は完全にオフラインで読めるとは言い切れません。

それと比較して紙の書籍では完全なオフライン化で読むことができます。

飾って楽しめる

紙の本では実物として手元に持てるため、表紙や背表紙が見えるように本棚に飾ることができます。

お気に入りの表紙の本を見えるように配置したり、並べると背表紙にイラストができる本といった楽しみ方ができます。

多くの本を持っている場合、図書館などのように並べることができればそれだけで見ごたえを感じることができるでしょう。

イラスト集などの大型本では中身を開いて飾っておくことができるという楽しみ方もあります。

売ることができる

紙の本では、データではなく物体として手元に保管しておける以上、人に貸したり借りたりすることもできます。端末ごとではなくその書籍だけ手渡しできるというのはメリットの1つでしょう。

あるいは不要となった本であったりお金に困った際は古本屋に売ることができます。

逆に定価よりも安く古本屋で買うことができるというのも紙の書籍ならではの強みと言えるでしょう。

複数の本を広げられる

電子書籍ではディスプレイの大きさが書籍を広げて置ける限界ですが、紙の書籍の場合、空間の広さが書籍を広げて置ける広さに比例します。

勉強を行う際は教科書、参考書、ノートなどを空間の許す限り広げることができます。書見台を使えるというのも一つあります。

老若男女問わず楽しめる

電子書籍の一番のハードルとして読める端末の入手・操作の仕方がネックとなります。

まだ幼い子供は端末を入手することができなかったり、端末を操作するのが難しい老人の方もいらっしゃるでしょう。

そうしたハードルは紙の書籍にはありません。最低限ページをめくり、中身を見て、言語を理解できるのであればどんな人間でも読むことができます。

電子書籍では「アカウント」や「所持端末数上限」、「どのアプリを使うか」といった点を理解しておかなければなりません。

そうした点を考慮しなければならないというハードルは紙の書籍にはないものです。

大判サイズ

電子書籍はページの大きさはディスプレイの大きさに依存することとなります。もちろん中身の文字は感覚や文字の大きさを変えることもできますが、その拡大の度合いもピクセル数に依存するので限界があります。あるいは端末の性能に依るものにもあります。

紙の書籍では書籍の大きさも多々あり、例えばイラスト集などは大判のページであります。大判の書籍であればその分細部を確認することができます。

週刊誌などの少し大きめのサイズにしてもやはり大きい分見やすいといえます。

カバー裏。見開き

紙の書籍では多くの場合カバーがついています。紙の書籍の楽しみ方の一つにカバー裏のイラストがあります。特に漫画が多くありますでしょう。

本のコレクターの帯を含めて集めるという方もいます。帯の煽り文などからその時の時代背景も推し量ることができます。

また、電子書籍の短所-5でも上げましたが、見開きのページを一番効果的に楽しめる形式でもあります。書籍によっては折り畳みのページもありそうした楽しみ方もあります。


いくつか紙の書籍の長所を上げました。次回では短所を上げますが、電子書籍の長所と見比べて確認いただけたらと思います。

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